開幕

 「福永玄弥の中国留学日記」という肩が凝りそうなタイトルのブログは、中国国内からはアクセスできない。さいきんは文章を書くーつまりそれはじぶんと向き合うということーだけの余裕をもつこともなかった。そんなこんなで、ブログを書くためのモチベーションを維持することが困難だった。

 tumblr を見つけたのは偶然だった。シンプルで、なかなかよさそうだと思った。試してみたら、中国からもアクセス可能なことがわかった。ひょっとしたら半年後くらいには共産党によってふたたび妨害されるかもしれないけれど、どうせあらゆるブログサービスが共産党による妨害の対象となるのだから試してみてもいいと思った。

 タイトルは「銀色の道」(塚田茂作詞)から取った。子どものころ、僕はこんな歌を合唱させる幼稚園に通っていたのだ。幼稚園から帰宅してからも、母とふたりで歌っていた。29歳になっても、こんなふうにブログのタイトルに付けちゃって、ね。

 遠い遠い はるかな道は
 冬の嵐が 吹いてるが
 谷間の春は 花が咲いてる
 ひとりひとり 今日もひとり
 銀色の はるかな道

 ひとりひとり はるかな道は
 つらいだろうが 頑張ろう
 苦しい坂も 止まればさがる
 続く続く 明日(あした)も続く
 銀色の はるかな道

 続く続く はるかな道を
 暗い夜空を 迷わずに
 二人の星よ 照らしておくれ
 近い近い 夜明けは近い
 銀色の はるかな道